噛み合わせ・顎関節症
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噛み合わせは身体の各所に影響
南浦和の歯医者「モリカゲ歯科医院」では、お口のバランスだけでなく、全身の健康を考えた包括的な噛み合わせ治療を行っております。
噛み合わせはお口の周りだけでなく、全身の健康にも影響を及ぼします。顎の位置のバランスが乱れていると、周りの筋肉に余計な負荷がかかります。これにより全身のバランスが崩れ、やがて骨格にゆがみが生じることで肩こり・頭痛・ぜんそく・不眠・自律神経失調症などさまざまな症状を引き起こす原因となるのです。
当院の噛み合わせ治療の特徴
当院では、噛み合わせが改善されたかどうかを確認するため、顎の状態を計測しています。顎の周りの関節頭や関節円板などの位置を治療前・治療後で比較することで、患者様の感覚に頼らず、実際の効果を測定しながら治療を進めていきます。
包括的な総合診療について
モリカゲ歯科医院では、一般歯科治療(虫歯、歯周病、入れ歯、ブリッジ、インプラント、ホワイトニング)はもとより噛み合わせの状態を重要に考えています。噛み合わせの不調和は全身にさまざまな悪影響を及ぼしています。当院は、歯だけに視点を置くのではなくお口と全身の総合的なバランスを考慮した歯科治療を目指しています。
噛み合わせ治療の流れ
STEP1 検査・測定 |
STEP2 初期治療 |
STEP3 メインテナンス・定期検診 |
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STEP2 初期治療 |
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STEP3 メインテナンス・定期検診 |
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睡眠時無呼吸症候群にお悩みの方
「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」とは、大きないびきを伴って、睡眠中に何度も呼吸が止まってしまう疾患です。睡眠中に10秒以上呼吸が止まったり、呼吸が弱くなったりするのを1時間に5回以上繰り返すようなら、睡眠時無呼吸症候群の診断がなされます。
睡眠中に無呼吸状態になると体内の酸素濃度が低下し、心臓・血管系の病気や生活習慣病の原因にもなりかねません。とくに高血圧との関連性が指摘されており、狭心症や心筋梗塞の発症にもつながりがあります。
また、体が低酸素状態になると、防衛反応によって脳が覚醒し、夜間に何度も目覚めてしまうようになります。その結果慢性的な睡眠不足に陥り、日中の活動や精神状態に支障をきたすことも。実際に睡眠時無呼吸症候群の方は、交通事故を起こすリスクが通常の約2.6倍以上にもなるとされています。
オーダーメイドのマウスピース「YTプレート」で改善
当院では、患者様専用のマウスピースを用いたYTプレート治療をご提供しております。
YTプレート治療とは、患者様一人ひとりのお口の状態に合わせたオーダーメイドマウスピースを作製し、就寝中に装着していただく治療法です。噛み合わせのズレを正しい位置へ導けるだけでなく、筋肉の緊張をゆるめ、睡眠中の呼吸を楽にすることができます。
YTプレートによる治療効果は個人差がありますが、おおむね3ヶ月をひとつの目安として経過を観察していきます。
YTプレートで期待できる効果
- 睡眠時の呼吸補助
- めまい、頭痛の軽減
- 肩こり、首こりの軽減
- 血液・神経の流れを安定させ、身体の修復と回復を図る(新陳代謝を活発にし、免疫機構を高める)
- 頭蓋骨、全身のゆがみの改善
- 噛み締め防止(歯牙、補綴物の保護)
- 筋肉の過緊張の緩和
痛みや違和感が生じる顎関節症
「口を大きく開けられない」
「顎からカクカク音が鳴る」
「顎が痛い」
このような症状がある方は、顎関節症の可能性があります。
顎関節症とは、顎の関節周りに起こるさまざまな症状の総称です。症状により原因もさまざまですが、主に以下のような原因が考えられます。
- 顎への過度な負担
- 噛み合わせの乱れ
- 精神的ストレス
顎関節症はしばらくすると症状が治まることがありますが、そのまま放っておくと症状が悪化し、肩こり・首のこり・偏頭痛・不眠などさまざまな健康問題を招くおそれがあります。原因不明の肩こりなどといった不定愁訴(ふていしゅうそ)は、顎関節の不具合が原因かもしれません。不定愁訴は、「なんとなく疲れが取れない」「いつもイライラしてしまう」などという症状があるものの、検査をしても客観的所見に乏しく、原因となる病気が見つからない状態を指します。
顎関節症は10代後半~20代の女性に多く、50~60代の方にもよく見られます。モリカゲ歯科医院では歯科用CTなどを用いた精密測定により、一人ひとりに最適な顎関節治療をご提供しております。当院には医科やほかの歯科医院からのご紹介で、年間70人以上の顎関節症の患者様がご来院くださいます。
さまざまな症例に対する対応実績がございますので、まずはお気軽にご相談ください。
顎関節症の代表的な症状
口が大きく開けられない | 顎が鳴る | 顎が痛む | 噛み合わせが不自然 | |||
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口を開けたときに、指が縦3本入れば問題ありません。そこまで口が開かないという方は、顎関節症の可能性があります。 | 顎が鳴る | 口を開け閉めしたときに、「カクカク」「シャリシャリ」「ミシミシ」「ガクガク」といった音が鳴ります。 | 顎が痛む | 口を開け閉めしたときや、食べ物を噛んだときに痛む場合が大半です。顎関節の周りだけでなく、頬やこめかみに痛みが生じることもあります。 | 噛み合わせが不自然 | 上下の歯を噛み合わせたときに、ズレが生じることがあります。 |
このほかにも頭痛や肩こり・首のこり、めまいや耳の痛み、不眠などの症状がでることもあります。原因不明のこれらの症状は、顎関節症によって引き起こされている場合があります。まずは一度ご相談ください。
患者様に合わせた治療方法
スプリント療法
取り外し可能なマウスピース型装置(スプリント)を装着し、噛み合わせを整えて顎を正しい位置へと誘導します。顎関節症の治療法ではもっともポピュラーな方法で、顎の痛みの緩和にもつながります。
噛み合わせ治療
詰め物(インレー)や被せ物(クラウン)を削る、セラミック製の人工歯をつくり替える、入れ歯を調整するなど、必要に応じた処置で噛み合わせを整えていきます。
マニピュレーション法
マニピュレーション法は口腔内から直接治療を行い、顎の関節円板を正しい位置へと導く治療法です。顎関節の関節窩の中の関節円板が正しい位置に戻ることで、顎関節症が改善します。
アプライアンス装置を使用しての治療
まず歯科用のアプライアンス装置を用いて、顎関節を理想的な位置まで誘導します。若干の違いはあるものの、天然歯と遜色ない色調で、口をあけても目立ちません。症状によっては、この段階で治療が完了するケースもあります。
※初期治療だけでは解消されない場合、必要に応じて矯正・補綴(被せもの)・インプラント・義歯(入れ歯)などの治療を併用します。
症例紹介
噛み合わせの治療から歯並び矯正した例
- 主訴
- 顎の調子がおかしいので噛み合わせを診てほしい
- 治療内容
- 咬合不全によって顎の不調を認めるという診断のもとに、歯を削らないでより良い噛み合わせの獲得のために補綴治療ではなく矯正治療の選択を採用した
- 治療期間
- 2年8ヶ月
- 治療費用
- 診断料 55,000円(税込)矯正治療+噛み合わせ治療費1,320,000円(税込)
- リスク・副作用
- 顎の不調は、自己申告であるために治療の評価が困難である。歯科矯正治療を施行するうえで審美性の獲得回避することはできない。